仕事の関係でなかなか事前に休みが確定しないため、金曜日帰宅してからいきなりの出撃となりました。
場所は・・・そうですね〜・・・まずは東北道にのってから考えようということにしてとりあえず出発です。
いつものように矢板ICからのると最初のSAは那須高原SA・・・ここでいきなりの仮眠でして、・・・となると、行くべき山は限られてきますね。
大内宿から西に伸びる県道・・どこからでも神籠ケ岳にはアクセスできそうだが、実際には除雪の邪魔にならない場所を探すのが一苦労だ。ようやく見つけた駐車スペースにRacco号を停めた。
尾根の取り付きまでは地形図で見ると広い沢状の地形だが、実際には地形図に反映されない凹凸が多くて複雑な地形。
前回(2004年3月27日)は、沢を結構最後の方まで詰めて登って結構怖い思いをしたので、今回は適当な場所から南東尾根につながる支尾根に取り付いた。
「You 登っちゃいなよ!」とSoigaにけし立てられて支尾根に登ったものの、いや急なこと・・・しかも、十分埋まっていない木の根っこがあちらこちらにあって結構大変。
当然、先行トレースはあるはずもなく、終始ラッセル大会。痩せた支尾根のラッセルに思いの外時間を取られた。南東尾根に出たらちょっとは楽になるかなと思ったけど、相変わらず雪は深くてラッセルの急登が続く。
北側の斜面に目を向けるといい感じの斜面が続いている。
時間に余裕があれば、北斜面を滑ってから山頂に向かうのもヨシ?
約4時間(食事時間込み)かけて山頂に到着。
遮るものがない山頂は猛烈な西風が吹きまくっていた。
※ここからは画像に残せていないが、発達している雪庇を踏み抜かないように、ドロップポイント(DP)を探しました。山頂でシールをはがしていたので、登り返しが結構大変。
結局、1箇所だけ幅1mくらいで雪庇が崩落した跡のような箇所があったので、そこからドロップです。
南東斜面はパウダーが溜まっているものの、前日高い気温だったせいかやや雪が重い。
思いっきり後ろ乗りでトップを持ち上げないと、先端(特に後足の先端)が刺さります。雪が深いので、一度スキーの先端が刺さると抜くのに一苦労します。
稜線直下は、雪崩の走路のような開けた場所を滑ります。万が一のことを考えて、一人が滑っているときは、もう一人が確実に観察するようにします。
標高が下がってくると雪崩リスクが小さくなってきますが、その分ヤブヤブが激しくなってきます。幸い、雪が深いので、スピードが出ませんから思い切って下を向いて滑ると木を避けやすいです。
重い雪とヤブヤブに悩ませられましたが、見事入山地点に帰還しました。やれやれ。
Racco号に荷物を積んだら宿泊場所の会津高原に移動です。