いよいよ待望のＧＷがスタートする。今年も北東北の山々を目指すこととなった。今年は暦の関係と職場の環境も良いので２日間休暇を取得して１０連休だ。
はやる気持ちを抑えつつ、まずは東北道で寒河江に向かった。

4/29朝、集合地点である寒河江チェリーランドは、雷と共に雨が降っていた。いきなり出鼻をくじかれたものの、しばらく待つと薄明かりが差して来た。
出発時間が遅れたこともあり、また、初日ということもあり去年も滑った湯殿山神社へのコースに予定変更した。

仙人沢はおおむね雪で埋まっていたが、あちらこちらからブッシュが顔を出していた。また、一部、デブリもあり、慎重にルートを見極めながらの滑降となった。

振り返ると誰もいない谷の奥に月山本峰方面の尾根と青空が綺麗だった。
やはり、静かな山は魅力的だ。

ちょっとした台地で昼食を採った。小春日和なので、本格的な雪のテーブルを作った。皆が作業している間、現場監督？の指示が飛ぶ。

湯殿山神社の真っ赤な鳥居が白い雪と青空に映える。少ない登りで、楽しい滑降、・・・そしてちょっとスリリングなこのコースは貴重だ。

湯殿山スキー場の駐車場で１泊し、翌日、再び姥沢から登り始めた。昨日は連休初日だったせいか姥沢駐車場も空いていたが、さすがに２日目になると混雑し始めてきた。ほとんどの人は本峰方面に向かうため、柴灯森ピークは思いの外静かだった。

柴灯森から1619mピークまでは、ややヤセ尾根になっている（写真だとそうは見えないけど）。唯一、緊張する場所だ。

昨日滑った仙人谷が一望できる。トレースから察するに昨日は我々しか滑り降りていない様子だ。

1619mピークを過ぎると気持ちの良い大斜面が無造作にある。誰もいない大斜面を満喫する。（昼食のときには登り返して手つかずの斜面を楽しんだ。）
写真は上からモックラ坂方面をバックに滑るmt.racco、品倉尾根JP方面に滑り降りるトシさん、メンバー唯一の横乗り（ボーダー）佐野君。

↑濁沢の対岸を進むと緩やかな樹林帯になる。目指す湯殿山スキー場までのんびり滑降を楽しむ。
空のリフトだけがくるくる回る湯殿山スキー場のトップに到着。昨年と違い雪があるので、助かった。→

スキー場では地元の子供らしい小学生カップルがジーパンでスキーをしていた。ザックを背負った我々は違和感がある。