2004.4.29〜5.2 月山+鳥海山

 待ちに待ったGW(ゴールデンウイーク)がやってきた。今年は飛び石連休になっており、我が家は30日に休み取って4連休にして月山と鳥海山を楽しむことになった。30日は世の中、仕事の人が多いので、空いているだろうとは予測していたが、ここまで空いているとは・・・。 
4/29 前日に寒河江の道の駅まで走り仮眠していた。翌朝、道の駅から見える月山は、真っ白でいやがおうにも期待が高まる。この日はかねてから行きたいと思っていた品倉尾根ルートで湯殿山スキー場へ滑り込むロングルートだ。
 ご一緒するえーしさん、トシさん、青森のtomoさんと我が家でそれぞれあらかじめ決めておいた地点に車をデポして、意気揚々と月山スキー場のリフトに乗り込んだ。
入山者は非常の少ないようだ。本峰方面に向かう人もほとんど見あたらなかった。
去年や一昨年は鍛冶小屋付近から上はブッシュが顔を覗かせていたが、今年は一面白くなっていた。
昨晩、雪が降ったらしい。
歩き始めると、非常に風が強いことに気が付いた。そして、雪面はこれでもかというほど(体験したことがないほどの)のモナカだ。
予定していた品倉尾根は不可能と判断し、一旦金姥まで戻り、そこから湯殿山神社に下ることにした。
金姥からの斜面はしばらくはカリカリだったが、高度が下がるに従って緩んできた。
沢の底は雄大な景色だ。誰もいない谷の底をのんびり滑り降りた。
真っ赤な鳥居が印象的な湯殿山神社に到着した。
最後の方で一部沢の水が出ているところがあったものの、おおむね快適なルートだ。ツアートリップ初日としては、このルートで良かったのではないかと思う。
4/30この日は月山から北月山へのロングコースの予定だったが、昨日1日で目に見えて雪が少なくなっており、北月山荘に電話で聞いても、かなり標高の高い辺りから板を担ぐ羽目になりそう、また、月山高原ラインの除雪も期待できないとのことなので、急きょ、昨日行くはずだった品倉尾根ルートに変更した。(この日からOH石ダーリンがパーティーに加わった。)
柴灯森のピークから品倉尾根に入る。次のミニピークまでは、ややヤセ尾根なので、緊張を強いられた。昨日のような雪質なら1−2人滑落していただろう。
ミニピークまでは板を担いで登った。見た目よりも標高差が少なく助かった。
尾根上の1619mピークを過ぎると尾根も広くなり、ようやく滑降を楽しめるようになった。なお、当初の予定通り、品倉山には向かわず、1本北の尾根を降りた。
尾根上の1478mピーク辺りから尾根上に雪がなくなってきたので、濁沢に降りた。バックは品倉山に続く尾根。
しばらくは快適な尾根上だ。所々現れる大斜面で思う存分滑降を楽しんだ。
バックに見える北月山へのと続く尾根上には雪がなさそうだ。今回はキャンセルして正解だったようだ。ちなみに、このルートも降りているのは我々だけのようだ。
濁沢の谷底から若干品倉山側にトラバース気味に進み、湯殿山スキー場のトップまでどうにかスキーを脱がずに滑って降りれた。しかし、スキー場の中は雪がなくなっており、板を担いで降りる羽目に。