温泉民宿に1泊して、朝風呂まで入って2日目のスタートです。
本日はリンク先のSoneさんから打診があったS山。
この周辺には、雪のない季節には何の変哲のないヤブ山だけど、じっくり奥まで分け入って入ると趣深い滑りが楽しめる山が多いですね。S山もそんな山の1つでした。
しかし、どう考えても、雪崩リスクがとても高い!現に今回滑った斜面もほとんど雪崩の走路(アバランチパス)だと思われます。
ここを見た方がS山で遭難したり、それで地元の皆さんにご迷惑をおかけすることだけは避けたいと考え、今回ご一緒した皆さんと協議をして山の名前は明かさないこととしました。ゴメンナサイ。
(仮に、山の名前が分かった場合でも、そっとしておいてくださいね。)
出発準備をする宇都宮の羊家、ヤブ山はお気に召すかな?
通行の邪魔にならぬよう目一杯路肩に駐車して出発準備。
民家裏手の杉林を抜けて尾根への取り付き点を進路を探る。
当初は沢筋をピストンの予定だったが、ヤブが濃くて至予定より早めに尾根によじ登る。
1時間近く壁と格闘してようやく山頂へと続く尾根の上に出た。木漏れ日が差してとても気持ちがよい。
アップ・ダウンをしながら着実に標高を稼ぐ。
山頂は正面に見えるピークの更に奥。
気温が高くて大汗をかく。天然のアイスキャンディが美味しかった〜。
小春日和で、風も冷たくないので、厳冬期じゃないみたい。
赤布もマーキングもない静かな山。ひたすら尾根を登る。
約3時間で手前のピーク。山頂まであと1時間は要するだろうということで、昼食をとって、シールを剥がす。
パウダーの溜まった東斜面。雪庇のない箇所を選んで滑降準備。
堅い締まった雪の上に、ここ数日降った重いパウダーが乗っかっている様子。
雪崩リスクは若干あるもののそれ程高くはないと判断し、ドロップ♪
急斜面(35〜40°)の重パウを激滑降するSoneさん。
雪上を舐めるように滑り降りる。
羊さん。急斜面の段々斜面をものともせず。
下がるに従って立木を避けながらテクニカルに滑る。
羊家Naoちゃん。リズミカルに。
歓声が上がる瞬間。
ヤブの急斜面を駆け下りる。
重力に身を任せて。
沢地形に溜まったパウダー。ターン毎に1段下がる。
開けた崩壊地は止まらずそのまま駆け下りて。
一気に標高差600m以上の斜面を滑り降りたら、森の中を進む。
地形図に反映されない小沢が沢山横切っている。ほとんどの沢は、スノーブリッジで渡れたが、板を脱がないと渡れない箇所も。
民家の裏庭(畑?)に飛び出て本日のツアーは終了。