2008/09/23〜25 蓮華温泉から日本海へ縦走(小蓮華山、白馬岳) 恒例夏山1週間山行(体調不良断念)

昨年は黒部川沿いの祖母谷から白馬へ2200m登って、白馬から朝日へ、そのままツガミ新道で親不知へと計画したものの祖母谷から白馬への激登りと朝日で嵐に出会ってしまい結局ツガミ新道の入口で断念してしまった。
今年はツガミ新道をメインにして蓮華温泉から白馬に登って、そのまま朝日に縦走、その勢いでツガミ新道を通って親不知への縦走を計画した。しかし、入山前に風邪をひいてしまい、体調不良のまま出発。入山も1日遅らせたが、やはり無理が祟ったようで白馬山頂で一気に悪転してしまった。




JR平岩駅から蓮華温泉に向かうバスは12:30発。千葉を日曜日の朝のんびり発って能生に夕方到着。
かに三昧を楽しむ。

海辺の道の駅で車中泊して、翌朝ものんびり海を見ながら過ごす。Racco号のハッチバックは海辺のテラスに大変身。

Racco号の中から日本海に沈む夕日を眺める。
−−−−
翌朝はイマイチ風邪が治りきっていないようだし、天気も悪そうなので、更にもう1日海辺でのんびり過ごす。
こんなにのんびりしたのはいつぶりだろうか・・・。

2008年9月23日

今日はまずまず体調もいいので、JR平岩駅にRacco号をデポしてバスで蓮華温泉に向かう。

夏山シーズンも終わってさすがにバスに乗っている人はほとんどいない。狭い路を絶妙なドラテクでバスは山を登る。

蓮華温泉に着いたら早速「蓮華七湯」巡り。昭和55年に訪れているので、約20年ぶりだ。

一番高所にある薬師の湯。我が家の家族風呂状態だが、かなり熱い・・・・。

薬師の湯から見下ろす仙気の湯。老若男女入り乱れて大盛況。

2004年の裸子@湯俣温泉

2007年の裸子@祖母谷

そして、2008年の裸子@蓮華温泉!

2008年9月24日

未明に寒冷前線が通過して、出発のときには雨もやんだ。

登り始めてしばらく行くと青空が出てきた。いいぞ〜。

天狗の庭は既に雲海の上。

正面には明日通過予定の朝日岳が。。。

標高を上げるに従って、真っ赤な紅葉が目立ち始めてきた。

蓮華温泉から900m程登って白馬大池へ。
夏山では賑やかな湖畔も今はとても静か。

船越ノ頭から気持ちよさそうな斜面が続く・・・・5月頃なんかヨサゲ・・・。

船越ノ頭から小蓮華山へと続くアップダウンの少ない稜線。その向こうに唐松岳が見えてきた。

いかにも北アらしい整備された尾根路。青い空に向かって続いていく。

長野側の標高2000m前後には雲海はべったり。

白馬岳本峰を望みながら稜線を行く。
暖かそうに見えるが、空気はキンと冷えている。

蓮華温泉から標高差1500mで白馬山頂に到着。やはり、秋の平日、ほとんど登山者がいなんですよ。

村営宿舎のテン場を見下ろす。この日のテントは4張り・・・すごく少ないですね・・・しかも、4張りともモンベル!これは偶然か?(我が家もモンベル)

テン場裏の丸山に登って日没を待つSoiga。寒そう。

綺麗な夕焼けを残して日が沈んでいく。

夕焼けの中、雲海にぽっかり浮かんだ白山。

剱、立山、薬師、少し離れて水晶、鷲羽・・・シルエットがとても綺麗。

2008年9月25日

昨晩寒風に晒されたせいか、風邪がぶり返してしまった様子。3日間ほど悪天が続く予報もあって大雪渓を下山することに。

小雪渓のお花畑付近。紅葉が綺麗だった。

所々にまだ花が咲いている。さすが、花の山。

葱平下の砂山付近から見下ろす大雪渓。もうほとんど残っていないです。

ほとんど雪渓には降りずに脇のガレ場を降りる。小雨が降っており、滑りやすく崩れやすい。
先日も土砂崩れで亡くなった方が出たばかり・・・ご冥福をお祈りしながら慎重に下山した。

一部雪渓上を歩く箇所もあるが、低い気温に氷化しており、急な斜面では結構怖い。スプーンカットを利用して慎重に降りる。
(そういえば、白馬大雪渓を下山に使うのは初体験。)
この後、無事、猿倉に到着し偶然待機していたタクシーでJR平岩駅に戻った。