2007/07/22〜26 祖母谷から日本海へ縦走(清水岳、白馬岳、雪倉岳) 恒例夏山1週間山行

白馬岳は私にとっては、特別に思い出のある山だ。高校1年生のとき、はじめて夏山合宿で登ってから何度となく登っている。
しかし、登路はいつも大雪渓で、たまには他の登路も登っていたいと思っていたところ、ツガミ新道で親不知まで縦走するなら、宇奈月温泉経由で祖母谷に行っても車の回収はあまり苦にならないことを発見!
ならば、祖母谷からの「百貫登り」と日本海まで下る「ツガミ新道」をセットにしてしまおうと無謀なプランを実行してみた(後悔先に立たずとはこのことか?)
ちなみに、このルートは昨年予定していたものだが、大雪の影響で百貫登りが危険、ということで今年チャレンジをすることになった。


1日目(欅平駅→祖母谷温泉テン場)

千葉からRacco号で下道を檄走して朝9時半頃親不知にあるツガミ新道の登山口に到着。早速、車をデポしてJR市振駅から魚津、宇奈月と電車を乗り継いで、ようやく11時半のトロッコ電車(黒部渓谷鉄道)までたどり着いた。

トロッコ電車は”当然”普通車。屋根しかない客車は爽快感満点。観光シーズンには早すぎるのかガラガラで快適なアプローチとなった。

トロッコ電車の欅平駅で登山届けを提出して、いよいよ日本海への旅が始まる。
なお、ここは下廊下方面への登山口にもなっているが、時間帯のせいか登山者は我々だけだった。

最近『自己責任』ブームだが、こんなところにも『自己責任』が・・・・一応、持参していない人(たいがいの縦走者はそうか?)は、危険地帯(?)の間は無償で貸してくれる。

林道を歩くこと40分くらいで祖母谷温泉小屋に到着。対岸へは立派な橋が架かっていた。

まずは何と言っても自然の河原を掘って入る「地獄温泉」でしょう。モクモクと蒸気を上げている源泉は100℃近いので、白馬から流れてくる沢の水でたっぷり埋めないとやけどをしそうだ。

次に、テン場にある小屋の露天風呂へ。こちらはランプもあって夜中でも入浴可能。ありがたく3回も入ってしまった。
ハンドルネーム(Racco)の如く、すぐに裸になるRacco(らっこ=裸子)であります。