2006/07/31〜08/03 岩手・秋田県境稜線縦走 夏山&花&静かな山行

いよいよ夏休みに突入。当初予定していた北アの祖母谷&ツガミ新道は残雪の影響で中止。急きょ、梅雨も明けきらない東北に変更した。夏山合宿初の東北山行は、東北屈指のロングルート、かつ、静かな山行が楽しめそうな岩手・秋田県境稜線から岩手山を5日間かけて走破仕様というもの・・・・・

←まずは今回の山行の概念図をご覧ください。
国見温泉から岩手山の馬返登山口までひたすら稜線伝いに歩いた形になっていますが、最も低いところで標高は1000mを割ってますので、岩手山との標高差は1000m以上。別な山に登り返しているような感じですね(苦笑)。
あと、稜線上はUP/DOWNがないように見えますが、そこがミソ!実際には・・・・詳細は続きを!

1日目(国見温泉→秋田駒ヶ岳→乳頭山→田代平避難小屋)

前泊した国見温泉森山荘を意気揚々と出発。
森山荘のご主人は秋田駒界隈の山にお詳しく、山スキーもやられる様子。山滑りのポイントなどをアドバイスしていただいた。
また、宿には有名な緑色の湯の露天風呂があってとても癒される。ただ、冬期閉鎖なのが残念。

横長根という名前の付いた稜線に飛び出ると女岳が目の前にそびえていた。しかし、しばらくしてガスが掛かってしまった。

男岳・女岳などピークに囲まれた湿原は一面のお花畑になっていた。雪が多かった今年は、例年よりも2週間遅く、今が花の盛りとのこと。

秋田駒最高峰の男女岳に到着。国見温泉とは反対側の8合目までバスが通っているためか平日にも関わらず案外人が多かった。

横岳から湯森山に向かうと人がぐっと少なくなる。開けた尾根路は展望も良く快適な縦走路だ。

笊森山の登りから秋田駒を振り返る。秋田駒〜笊森山の間は適度なUP/DOWNでウロコ板を使ったツアーに最適そうだ。

笊森山から千沼ケ原に立ち寄った。誰もいない湿原には無数の池糖があって、青空とのコントラストがすばらしい。

笊森山から乳頭山に向かう。さすがに暑い真っ盛りの時間帯は、標高の低い東北は堪える。
今晩は乳頭山の山頂を越えた先に建つ田代平避難小屋泊なので、のんびり楽しめた。