2日目(田代平避難小屋→大白森山→曲崎山→八瀬森山荘避難小屋)

一晩お世話になった田代平避難小屋を出発する。
昨晩の泊まりは我が家の他1名。広々した小屋を悠々使用できた。GWに乳頭山に来ると必ずこの小屋の前で休憩するが、そのときには2F部分しか顔を出していない。雪がないとこんなに大きな小屋だったと初めて分かった。

秋田駒をバックに田代平を横断するSoiga。
ここから一度標高980mまで降りて今回の山行の核心部(?)に突入だ。

乳頭温泉への路を分けると静かなブナの森の中を進む。人通りは少なそうだが、まだ(?)登山道は明瞭だ。

大白森山の山頂付近(三角点は木道のない湿原をしばらく歩いたところにあるらしいが、湿原へのダメージを考えるとここで充分)。うっそうとした森の中を歩き続けてきたせいか広大な湿原を渡る風がとても爽やかだった。

大白森山までは、鶴の湯からピストンで入山する人がいるらしくまだ良かったが、それを過ぎると一気に人気がなくなり、徐々にヤブ、泥、スズメ蜂、熊の原始の森の中に入っていく。特に熊対策はかならず必要なエリアだ。

進めど進めど続くヤブと泥道、曲崎山への急登・急降下でヘロヘロになりながら八瀬森山荘避難小屋に到着。
この小屋は縦走者よりもむしろ沢ヤさんによく使われる小屋らしい。綺麗な布団も完備されており、すぐ近くには綺麗な水場もあって、ヤブ森のオアシスだ。この日の泊まりは我が家のみで布団を利用させてもらいのんびり寝ることができた。