”三寒四温”とはよく言ったものだ。３月に入って温かな日と寒い日が交互にやってきて、少しずつ春になっていく。今回もツアーも５月のような暖かな金曜日の翌日、寒〜い土曜日に決行された。
いつものように金曜日の深夜に現地に到着、深夜１時の長野市は雪ではなく、雨だった。暖かな車中泊から目覚めると一気に気温が下がって雪が降りだしていた・・・こうなると、状況はもちろん・・・。

↓５日前に私が関係者にメールで送ったツアー概念図・・・大嘘だらけ？（笑い）

飯縄リゾートスキー場に車を１台デポして、戸隠スキー場のリフトを使って瑪瑙山の山頂に立つ。まったく、登りがなしで1746mまで登れるのだから、文明の利器はありがたいものだ。

瑪瑙山から飯縄山方面を望む。すでに数パーティーが入山している様子。過去２回ほどここから飯縄山に登っているが、ここからコルまではかなりご機嫌な斜面だ・・・しかし、今回は違った。昨日の雨でご機嫌な斜面は３０度の氷の斜面に早変わり。

コルまで滑り降りて、そこから進路を北に変えた。期待した樹林帯の中は、アイスバーンではなかったが、モナカ雪・・・予定より標高の高い地点でシールを貼って霊仙寺山に向かって歩き出した。

霊仙寺山直下の稜線まで延々と樹林帯のトラバースとなった。
途中からお日様も顔を出し始めて、森の散歩状態に。OH畑さん持参の手作りケーキをご馳走になった。

「１時間ちょっとの登り」のはずが霊仙寺山山頂に到着したのは、（途中の昼食を差し引いて）３時間ちょっと・・・もちろん、ほとんどの時間は樹林帯のトラバースに要した時間だ。
テレ２回目、ツアー初参戦のAkiちゃんの今後が不安になる。

しかし、本当の苦労は最後にやってきた。霊仙寺山山頂からの大斜面は、大モナカ・・・ターンした数＞５〜６回、転んだ数＞数百回、うち顔面から突っ込んだ数＞数知れず。
完全な乾杯・・・もとい”完敗”である。テレをはじめたシーズンを思い出しつつ、ひたすら斜滑降・キックターンでスキー場を目指した。（スキー場に出てからも重い雪と重い足で転けまくった。）

来シーズンには本当のパフパフを求めてリベンジすることを誓いつつジンギスカンに舌鼓を打った。
ちなみに、初ツアー（ツアー体験）として参加していたAkiちゃんが一番転倒しなかったことを付け加えておく（大爆笑）。