いよいよ黄金週間のスタートだ。今年は8連休だし、前半は天気もまずまず良さそうな予報。これはやはり今年も北東北巡業の旅しかないでしょう〜。
まず一本目はスキーではちょっと珍しい滝ノ上温泉から乳頭山(岩手側では「乳頭山」と呼ばず「烏帽子岳」と呼ぶ。)にチャレンジ。インターネット上ではスキーで登ったという記録が見あたらない登路だが、実際にはどんな感じなんだろうか?
滝ノ上温泉の背後は急な斜面と聞いていたので、シールで登るのは大変かもと思っていたが、そもそも雪が全くなくて取り越し苦労だった。
枯れ葉の積もった登山道を黙々と登る。
雪融けに伴い倒木がアチラコチラにあって進路を妨害する。
登山道上に雪が現れ始めるが、急登が終わるまで板は履ける状態ではない。
C1000m付近からようやく斜度も緩くなってシール登高に切り替えることが出来た。
夏路は白沼の脇を通過するが、雪があるので標高を維持しながら沼を下手に見て進む。
白沼付近から見た”壁”。雪はしっかり着いているようだが・・・。
標高差にして50m程度の壁をまずシールで登るところまで登って・・・最後は草付きの泥壁を一気に登る。
板とストックを手に持って草付きの斜面はちょっとイヤらしい。
所々雪が溶けて笹の斜面が見え始めてきている”壁”。登路を探しながらトラバース気味に登る。
どうにか壁の上に立ったが、泥だらけ。
背後には明日向かう予定の三ツ石山方面。
真正面にドーム状の大斜面が広がっている。
乳頭山の1つ手前にあるピークらしい。
なかなか滑るには良さそうな斜面だ。誰も滑る人がいないパラダイス?
岩手山を背にグイグイ登る。
大斜面のあるドームの肩をトラバース気味に抜けると正面に笊森山が現れた。
乳頭山山頂まであと僅か・・残念ながら山頂まで10mもない場所で雪が途切れてしまった。
乳頭温泉側から登る人もなくとても静かな山頂。秋田駒ヶ岳と岩手山の展望を楽しんだ後、昼食を摂っていざ滑降!
ドーム状のピークの肩まで軽く滑って・・・。
ドーム状のピークから誰もいない大斜面を一気に滑降開始!
標高差150m、壁の上部まで一気に滑る。
やや重い雪だが、フラットなバーンはとても滑りやすい。
雪が途切れたら板を担いで滝ノ上温泉へ。
充実したツアーでした。
翌日に続く・・・・・。