2008年3月15日大嵐山(おおあれやま:田代・帝釈山系 福島県)
湯ノ花温泉→大嵐山山頂直下→湯ノ花温泉
来週からしばらくお休み・・・ではなく、メジャー級ルートの山滑りが続きそうなんで、今週もヤブ山歩きを楽しんできました。
田代・帝釈山系の大嵐山(「おおあれやま」と読む)・・・知っている人は知ってそうだけど、知らん人は想像も付かない山でしょうね。今回は、その大嵐山にアタック!
一応、ヤフーで過去の滑降記録を検索したが、ヒットなし!がぜんやる気が出てきた。

さて、金曜日の晩、千葉は大雨で道路冠水を避けながら定宿(道の駅たじま)に到着。ぐっすり過ぎるほど眠って、朝起きたらピーカンです。偶然にも道の駅には会津駒に向かうHAMAさんとI町さんが朝食中。お互いに無線で状況を連絡し合うことにして意気揚々と出発した。

湯ノ花温泉まではあっという間で、あらかじめ予定していた駐車スペースにRacco号を駐車、近くの商店のおばさんに一声かけたらGOです。
湯ノ花温泉の集落から伸びる林道を板を担いで登る。

植林地帯を進む。既に、枝打ち作業が始まっていた。


幻想的な森の中を進む夏場の登山道。

しかし、雪があるととても明るい谷筋の道。
夏場には気が付かなかったが、遙か上方の尾根は崖になっていて、雪解けと共に崖からブロックが落ちてくる。

←結構デカイ!

←ブロックが落ちていった跡。こんなのに当たったらタマランです。

標高差900m・・・ほとんどの行程は沢床を歩く。
記録がないはずだ。

かなり開けてきて一安心。正面の尾根が山頂につながっている尾根だろう。

渡渉は3回。いずれも(一応)ブリッジがあったが、崩壊寸前。
ただし、沢は浅いので板を脱いで歩いて渡れる。

沢床を離れて、尾根に向かって突き上げる。陽の当たっているところは、かなり雪が腐っている。

展望が開けて、木々の間から見えてきた会津駒。真っ白だ。

バックに見えるのが大嵐山の山頂。かなり強烈なヤブと直下の崖(+雪庇)に阻まれて山頂は踏めず。残念。

北側は展望がよい。すぐ隣の七が岳、遠くは磐梯山、安達太良山らしき山々もばっちり。
天気が良く、風もないので、まったりランチ。

う〜ん・・・ちょっと木が混んでいる上に、ザクザクの腐れ雪。

こういうときは、アルペンターンの方が安定しますね。
無理にテレマークターンをすると立木に激突しそう。

開けた沢床を飛ばそうと思うが、雪が重すぎて速度が上がらず。

スノーブリッジ上で腕立て伏せ?いえ、転倒して手でブリッジを踏み抜いた瞬間!(沢の水は思ったより冷たくなかった。)

やや開けた場所で全開滑降(のつもり)。
タオルではちまきがオヤヂの証?

湯ノ花温泉の部落に向かって最後の滑降。
朝よりも雪がだいぶ溶けて、もう春の陽気。

今日も1日楽しく過ごせました。
来週からしばらくメジャー級ルートの予定です。