2008年2月2日舟鼻山(ふなはなやま 福島県)
舟鼻トンネル脇→舟鼻峠→舟鼻山山頂→舟鼻トンネル脇
嬉しいほどの大雪の知らせが続いています。たぶん、南東北のメジャールートは、どこもウハウハのパウダーが期待できますが、たまには滑りを楽しむのではなく、軽登山を楽しめるような静かな山もいいな〜。 人って、時々、滑れないかも知れない山にスキーで登ってみたくなることってありますよね?・・・ということで、「ほとんど未滑の山を滑ろう企画」として南会津の舟鼻山にSoigaと二人で行ってきました。
この舟鼻山・・・会津百名山らしく夏路のない山。夏場にヤブをかき分けて山頂に立つのも一考だが、ここは一つスキー山頂に立ってみようということになりました。過去の記録をヤフーで検索すると1つ(1組)だけ山スキーで山頂に立った記録がある。なんでも、最後の崖はスキーを脱いで登ったとか・・・こりゃ楽しみだ。

舟鼻トンネルの出口にちょうどよい路側帯があったので、そこに駐車。準備を整えGO。

舟鼻峠へはひと登り。これと言った苦戦もなく、峠に到着。

問題はこれから・・・登るに従って斜面がどんどん急になってくる。谷側のキックターンで細かく刻んで登る。

ようやく登ってきたSoiga。壁のような急斜面であることが分かる。

最後、山頂への”崖”セミファット板でも激しく潜る。しかも、崩れ落ちそうになるので、やっかいだ。

崖を登ると、山頂一帯は真っ平ら・・・。広〜い雪原になっています。

特に、案内板や道標はないので、地形図でもっとも標高が高い測量点C1230を山頂とした。
別にC1223.5三角点があるが、まあ、標高の高い方が山頂でしょう。
出発してから標高差は300m弱なのに、要した時間は2時間半。感動ひとしおです。

まったくの無風。薄日が差す森の中で昼食を摂った。

山頂一角のはじっこから二岐山を望む。山頂の男岳・女岳まではっきりと見えていた。

山頂直下の崖から峠まで思い思いに、しかし、慎重に滑り降りる。
今回、滑りの方が期待していなかったが、なかなか良い斜面が多くて楽しい。

崖〜中間部の急斜面を滑るときには、雪崩リスクの評価は必ず行った方がよいと感じます。このレポを見て滑りに行かれた方に万が一の事態が発生しても責任を負いかねます。