久しぶりに夫婦水入らずでのツアーだ。どこにしようか迷いに迷って、静かで人が少ない・・・でも、雪が良くて、景色が良くて、さらに登りが楽なところ？
そんなこんなで南会津の七ヶ岳から太平山への縦走に決定。
まずは、高杖スキー場トップから七ヶ岳を目指すことになったが、なんと、（強風のためか？）上部ゲレンデに向かうリフトがSTOP。しょうがなくリフトで上がれるところまで目一杯上がって、そこから無人のゲレンデを登ることに・・・しかし、ゲレンデトップから見上げるとやたら目立ってしまうことが発覚。しょうがないので、こっそり森の中を登ることになった。

多少のラッセルは覚悟していたが、雪が重いのなんのって・・・なんでこんなに重いのと言うほど重かった。標高差250m・・・すでにヘトヘト。

ゲレンデTOPに出てみると猛烈な風と舞い上がった雪でホワイトアウト状態。七ヶ岳へは80mほど下って、コルから登り返すのだが、まったく先が見えない。どうも目の前の斜面はとても美味しそうだが、その先はコルなのか谷なのかも分からない。しかも、肝心のコンパス×２と電子コンパスもすべて別な方角を指している。おそらくすぐそばの巨大なアンテナのせいに違いない。
涙を飲んで、目の前の美味しい斜面だけを少し滑ってスキー場に戻ることにした。

しかし、なんと美味しい斜面を２度ほど滑って登り返そうとしたら・・・なんとシールが切断した。こんなことあるんですね。あまりの低温のため防水テープも粘着力がなくなり、ツボ足になってみたら胸～首までラッセル！１０歩進むのに３０分はかかる！！
結局、片足シールなしでずるずるゲレンデTOPまで戻るしかなかった。ひ～～～。

ゲレンデに戻るとなぜか青空。そりゃないよ～～。
でも、誰もいない最上部ゲレンデはパウダー天国・・・これぐらいの良いことがないとやっていれないっす。
ふ～・・・疲れた。

二岐温泉の宿に泊まって温泉三昧したら再びモチベーションが上がってきた。
今日は大好きな二岐山だ。赤面山でお話をさせていただいた樫やんさんご一行も入山しているらしい。
HAMAさんとお仲間３名を加え、５名で魅惑のブナ林ツアーに出発だ。

第１の急登の先で樫やんさんご一行と遭遇。林道コースを辿ってきたとのこと。
この山ではじめて自分たち以外のパーティーに出会う。しばらく、ラッセルを泥棒させていただいた（苦笑）。

山頂直下のデポポイントに到着。本日はツボ足では山頂を踏めそうにないので、ここで昼食とし、その後はお待ちかねの滑降開始。

滑るべし、滑るべし、滑るべし・・・そして、滑るべし。ブナ林の雪はとても柔らかく心地よい。
標高が下がるにつれ林相は針葉樹になるが、雪がよいので、狭い樹間でもなかなか気持ちがよい。