2005/07/16〜21 薬師岳・黒部五郎岳などなど 恒例夏山1週間山行
いよいよ今年も我が家恒例の夏山1週間山行(別名「夏山合宿」)の季節がやってきた。去年は大雨にて3日目に撤退、一昨年は4日間と短いものだったが、今年は9連休もGETでき、意気揚々と出発した。
ルートはアルペンルートの信州側入口扇沢に車を停めて、そのまま立山の室堂へ。室堂から五色ヶ原を経て薬師岳を越えて、薬師峠へ・・そのまま南下を続けて黒部五郎を越えて、三俣付近で日程調整をして最終的には湯俣で温泉に入って、高瀬ダムに下山するいわゆる”北アU字形縦走”である。今回のルートでは唯一真砂岳〜湯俣〜高瀬ダム間が歩いたことのない区間であり、完歩すればまた一つ北アルプスの一般縦走路で歩いたことのない区間が減ることになる。
しかし、去年から続いており、現在も治療をしている大腿筋に不安も抱えており、今回は徹底した軽量化とルート選定に専念した。
1日目:扇沢=室堂>ザラ峠>五色ヶ原(テン場)
3連休の初日にしてはアルペンルートの乗り物はとても空いていた。やはり、天気予報がはっきりしないせいか?扇沢を出発するときは、薄日が差していたが、黒四ダムまできたら怪しい空模様になってきた。
室堂を出発するときには、あいにくの雨になってしまった。どうも初日から縁起が悪い。去年も停滞をした上に撤退をしているので、今年は晴れて欲しかったのに・・・。
進むに従って雨はやんできたが、相変わらずガスは濃かった。しかし、登山道には数多くの花が咲き誇っており、「花の当たり年」を予感された。
ちなみに、途中他のパーティのご婦人から「学生さん?」と聞かれ、いくら若作りでも”学生”に間違えられるとは無理があると思いつつ、とても足取りが軽くなったのは言うまでもない。
2日目:五色ヶ原(テン場)>越中沢岳>スゴ乗越>スゴ乗越(テン場)
昨晩の五色ヶ原テン場は、長時間降り続いた雷雨で大変なことになっていた。近くに雷も落ちたらしく、徒歩15分かかる小屋に避難するパーティも・・・しかし、一晩明けると水もしっかり引いていて、わずかながら青空も顔を出していた。
進むに従い、時折ガスが引いてきて展望が楽しめるようになってきた。この日はコースタイムにして6時間。写真を撮ったり、景色を眺めながらののんびり山行を楽しんだ。
今年はとにかく花が見事だ。五色ヶ原〜越中沢岳間の稜線には花が咲き乱れていた。(花の名前を知らないのでご存じの方は教えてください。【2.5秒ごとに写真が変わります】)
越中沢岳に到着。なぜか、ちょうどよくガスがかかってしまった。小休止を終えて、山頂を出発すると再び、ガスが引いて薬師岳を遠望することが出来た。
写真を撮るので、振り向いた姿勢で立ち止まっていたら突然載っていた岩がガラガラと崩れて、危なく谷底に落ちるところだった。かなり、肝を冷やした。
スゴ乗越のテン場から眺める越中沢岳(奥)とスゴの頭(手前)。アップ・ダウンの大きさ具合がよく分かる。
ちなみに、今晩はスパイシーカレーだが、何がどうスパイシーだがいまだに理解できない。