2005/02/19 鶏頂山ツアーレポ
山滑りの楽しみ方として大斜面の大滑降(大転倒?)もあるが、地形図とコンパス、そして野生の勘で頂上を目指す・・・こんな楽しみ方も捨てがたいモノがあると思う。
関東地方にも降雪の予報がでている本日は、高原山塊の鶏頂山に登ることにした。インターネットで検索すると過去の記録では、メイプルヒルスキー場のゲレンデトップから山頂に登っている記録が2〜3つあるのみ。せっかくなので、そこで我が家は美味しそうな斜面が続く西斜面をのんびり(ひたすら)山頂を目指して登ることにした。
除雪で出来た壁を乗り越えれば静かな森が広がっていた。コンパスをセットしたら山頂に向かってひたすら高度を稼ぐ。
堅い雪の上に最近降ったであろう湿った雪が10〜15cm積もっていた。
人工林(植林)の森は一定間隔で木が生えている。問題はその半端でない間隔である。
山頂に近づくに連れ斜面が急になってきた。しかも、ヤブも濃すぎでこれ以上進むのは困難と判断(手で×をしている)。
シールを剥がしたモノのとても滑りにはならない。
ほとんど斜滑降+キックターンで降りるが、そのキックターンすらブッシュが邪魔でままならない。
エイ!とばかりにテレマークターンで降りようとするが、狭い上に湿った重い雪で曲がれやしない(爆笑)。
今日ほどヘルメットの有り難さを実感した日はない。”コツ、コツ、ゴツン”頭とストックで枝を払いながら・折ながらの滑りだ(大爆笑)。
出発地点である道路に到着。
ヤブだらけなので、誰も行かない訳ですね。

滑りにはならなかったけど、長いカンジキ(=スキー)を使った山歩きもそれはそれで楽しいモノ。静かな森でこんなお馬鹿な遊びをしている自分たちがとても愛おしくなった(超大爆笑)。