2003.4.26〜28 栗駒山、鳥海山(御浜)、鳥海山(七高山)

 いよいよ待ちに待ったGW突入ということで、前半戦は東北に出撃した。まず、初日の26日は栗駒山へ。メンバーは仙台のぺやんぐさんとぺやんぐさんのテレ友Hさん、そしてmt.racco夫婦の4名。
 まずは除雪がちょうど完了したばかりといういわかがみ平に向かった。いわかがみ平には無積雪期の山で数回訪れたことがあるが、いつも観光客が超満員だ。しかし、この日はガラガラ・・・やはり、雨降りには人が来ないもの・・・そう、なんで雨なんか降るんだ〜と言っても始まらず、早々に準備を整えシール登行を始めた。
 登りは東栗駒寄りのルートとしたが途中何回も雪が途切れ藪こぎを強いられた。もちろん、雪がなくてもお構いなしのスキー藪こぎだ。途中、めがねをなくしたり、雨が強くなったりアクシデントはあったもののどうにか頂上に到着した。頂上からは360度真っ白のガスと雨、風で記念撮影を済ませるとすばやくシールを外して滑降を開始した。
 全身ずぶ濡れの身体を一刻も早く温泉で温めたい我々は、ものの40分程度でいわかがみ平に立っていた。


   【誰もいない雨のいわかがみ平】        【雨の中をめがねを落とす直前】     【360度真っ白の頂上】

 栗駒のいこいの家で温泉に入ってようやく落ち着いた我々は、その足で象潟の道の駅に向かった。今晩はこの道の駅で他のメンバーと集合・キャンプをして翌日鳥海に登る予定だ。また、日本海を眺めながらの温泉も楽しみだ。
 この晩に象潟の道の駅に集まったメンバーは、栗駒組の他、仙台のはっつぁんさん、浄土平のツアーが中止になって意気消沈するたけちゃんと相棒180ちゃん、今週もご一緒のトシさんの8名。全員が集合したところで、ぺやんぐさんの七輪を使った料理と宴会がスタート。駐車場での宴会は深夜まで続いた。
 翌、27日は大平から御浜・鳥海湖を目指した。メンバーは8名の大所帯。登りはじめこそ、少々ガスが出ていたが、徐々に晴れ間が顔を出し、しばらくすると青空と待望の日本海を臨むことが出来るようになった。途中、よさそうな斜面で滑りと展望を楽しみながら本日の終点御浜小屋に到着。お昼を済ませるとすぐさま鳥海湖への滑り込みを始めた。皆、3〜4回繰り返し滑る様は周囲からも驚愕の目で見られていたようだ。特にヒールフリー&ハンズフリーで片手に鯉のぼりを持つぺやんぐさんは注目の的。平均年齢30ウン歳の我々を指して「どこの大学?」などと訪ねてくる人までいる始末だ。
 さらに、噂をかねがね伺っていた(茨城の)こうたろうさんご夫妻という新たなメンバーまで加わり、10人の賑やかな集団は、大平への大斜面を楽しんだのであります。


  【ピーカンの日差しの中を登る】         【新山をバックに滑るトシさん】          【雄大な景色の中を・・・】

【ヒールフリー&ハンズフリーwith鯉のぼり】    【大パーティーにて遊ぶ】         【快適斜面でルンルン滑降のmt.racco】

 28日は祓川から七高山を目指した。当初の計画では祓川から七高山に登り、湯の台か千蛇谷を下って御浜に出る計画だったが、早々にあきらめ、結局祓川からのピストンとなった。
 昨年の祓川は上下の駐車場とも満車状態だったが、今年は(平日のためか?)ガラガラで七高山への斜面も人がまばらだ。目指す山頂まで標高差にして1100m弱、なかなか登り甲斐がある。数回の休憩を経てようやくたどり着いた山頂は感無量だ。昨年は頂上直下がアイスバーンで苦労をしたが、今年は雪もゆるんでおり、そのぶん楽だったのかもしれない。
 山頂で昼食をとるといよいよ滑降の開始。今年こそは山頂からドロップ・イン!と勢いよく滑り出したのは良いが、思いの外雪が堅くてちょっと恥ずかしい思いをした。来年こそはかっちょよく山頂から決めるぞ!と心に誓ったのであります。
 それにしても、祓川までの斜面の長さはすごいものがある。滑れど滑れど斜面が続くといったところだ。湿った雪も足の負担を大きくし、祓川に戻ったときには、足がプルプルしていたのは言うまでもない。


  【山頂は近く見てますが・・・】             【ようやく山頂に到着】         【気合いを入れて滑るぺやんぐさん】

【誰もいない大斜面を独り占め〜!】     【ロケーションも最高(トシさん)】       【そろそろ足がプルプル(mt.racco)】