2003.2.15 安達太良山

 (比較的?)近場で楽しめそうな山ということで、安達太良山に登ってきた。ここはmt.racco夫婦ともはじめてテレマークスキーを楽しんだ(転げ回った)懐かしの場所である。メンバーはmt.racco夫婦のみ。

 まずは安達太良高原スキー場のゴンドラで楽々1350mまで上がった。ゴンドラ山頂駅にはツボ足の登山者が数名見受けられたが、山スキーを含むスキー登山は他にいないようだ。山頂駅を出発すると、いくらも経たないうちにブッシュはなくなり、吹きさらしの尾根の道となる。この日は朝から強風が吹いていたが、日差しがあるためか、心配したほど寒くはなく、暑がりのmt.raccoは逆にちょうどよい具合だ。
 途中、異常に大きい100リットルザックを背負った若者が山スキーで降りてきた。彼らは一体どこに行っていたのだろうか?そして、そのザックの中身は?若いというのはうらやましいものだ・・・・そう思った。
 あちら、こちら風景を見ながら登ったらあっという間に山頂に着いてしまった。こんなに近かったっけ?と思いつつシールを外して滑降のスタート。
 当初の予定では山頂からそのまま烏沢を降りる予定だったが、ガリガリのアイスバーンだったため、そのまま薬師尾根(ゴンドラの山頂から続く尾根)を降り、適当な斜面を選んで烏沢に滑り降りることとした。烏沢は遠目に見ると狭い谷のように見えるが、降り立ってみると案外広い。通路のような斜面を五葉松平に向けて快適に(転びつつも?)滑った。振り返ると、烏沢の源頭部の大斜面が大きく広がっていた。次回は春の日差しを浴びてあそこを滑ってみたいものだ。
 程なくして五葉松平に到着。ここはスキー場の真上に当たる場所だが、なんとスキー場への斜面は一面のブッシュ。再び登り返すのも面倒なので、スキーを履いたまま藪こぎをしつつ、両手・両足を駆使してスキー場り下り、そのままスキー場を滑って駐車場に戻ってきた。
 今回の行動時間はトータル2時間半・・・・お手軽な割には安達太良山は面白い山である。