まず、猫魔スキー場のリフトで雄国沼へと続いている尾根が派生するピークへ。リフトだと楽でいいよねと思う暇もなく到着。たけさんと１８０ちゃんはツアー初体験。それはともかく、滑り出すと、案外、雪が重い。う〜ん、もっとパフパフだと思ったのに・・・。ｍｔ．ｒａｃｃｏなどは、重い雪に足を取られ、いきなりブッシュに激突。やはり、雪が悪いと滑りづらいよねなどと言い訳をしつつ滑る。まだまだ修行が足りないよねー。
そんなこんなでブッシュが濃かったものの無事雄国沼の休憩所に到着。中でお昼ご飯を食べて、一路、雄子沢を降りることに・・・。しかし、先月と同様にまだ雪が埋まりきってなく、沢の流れが出ている。結局、スノーシューのトレースがしっかり付いた夏道をＸＣスキーバリにゆるゆる国道まで滑ったのであります。ツアー初体験のたけさんと１８０ちゃんは、楽しかったのだろうか？心配だなあ。
翌、１２日は福島レロレロ（福島市にあるショップを中心としたテレマーク同好会）の二十日平ツアーに参加した。メンバーは・・・と書きたいが、人の名前を覚えるのが苦手なｍｔ．ｒａｃｃｏ。ちょっと書けない・・・・でも、皆さん見るからにツアーに精通した強者という感じでした。
グランデコスキー場のゴンドラを９時過ぎに出発し、ゴンドラとリフト１本を乗り継ぎゲレンデトップからまず西ダイテンに向けて入山を開始した。ここから西ダイテンは去年も登ったがやはり登り方は人によって違うもの。うまく、立木をよけながら山頂に向かうルートの取り方はとにかく感心してしまう。フムフム勉強になるなあ。
実は、この日はどうも調子悪くて、まさかの登りバテ！ひゃ〜ごめんなさい。下山の時刻が遅くなったのも、ｍｔ．ｒａｃｃｏが登りで足を引っ張ったかもしれない。下りで遅いのなら納得できるが、まさか登りで！ショックです。
まあ、そんなこんなで西ダイテンの山頂に到着。ここで、一度シールをはがして西吾妻とのコルへ。ごく僅かな距離だったけど、雪質も良くてすっごく気持ちよい。こうでなくちゃと思う暇もなく、避難小屋に向けての登りが始まった。少し、南よりだったものの無事避難小屋に到着し、昼食タイムとなった。中には山スキーとかスノーシューのパーティもいて結構な人数が休憩していた。中にはツエルトを張ってシュラフにくるまっている人も・・いいなあ、次回はシュラフ持参で来よう。そう思った。
昼食を早々に済ませると、まず西吾妻の山頂を目指した。この頃からガスも途切れがちになり、青空がのぞき始めた。西吾妻山頂への斜面はモンスターと青空とのすばらしい世界となった。皆、何度も景色を見たり、西ダイテンを振り返ったり、この景色を堪能した。
ほどなくて、山頂に到着。いよいよシールを外して、二十日平に向けて滑降のスタートである。皆さん、狭い林間をスイスイすり抜けて、まさしく”雪の妖精”のように滑っていく。ｍｔ．ｒａｃｃｏも負けじと滑るが、ドスドスとあちらこちらで大穴をあけて進路を妨害してしまった。また、あるときは顔面から雪に突っ込んでしまい、息が出来ないことも・・・もがいても、もがいても顔を雪から出すことができず、本当に山の中で窒息死してしまうんじゃないかと思ったくらいだ。
てな風に雪をエンジョイしつつ日没の直前にグランデコスキー場に帰還。今までのツアーで一番ロングコースだったが、メンバーの方々のレベルの高さと的確なルートファインディング、そして、なにより雪質の良さに助けられなんとか下山することができた。本当にお世話になりました。
