ガイドブックを参考に西吾妻から若女平を経由し、白布温泉に下山するルートに出かけた。メンバーはmt.racco夫婦、再び登場のO氏、ライバル第2号のN氏だ。まずは天元台スキー場のロープウエイとリフトを3本乗り継いだ。リフトを降りたところはすでに1800mなので、西吾妻の山頂までは200m前後しかない。登りはじめは樹林帯で気にならなかったが、かもしか展望台に出てみると、猛烈な風で、雪が横殴りに吹いていた。それでも、一度中大てんに登りコルまで滑ってみた。...雪が堅い...mt.raccoの印象である。コルから梵天岩を経て西吾妻の山頂までは高低差こそないが、逆に広すぎてルートを外しそうになる。mt.raccoのコンパスよりも正確にO氏のGPSが我々を西吾妻の山頂に導いた。「下山したらGPSを買おう!」横殴りの雪の中mt.raccoはそんなことを考えていた。珍しく山頂に着いたとたん見る見る天気が良くなり、となりの西大てんや磐梯山などはっきりと見ることができた。やはり、mt.raccoの普段の行いの良さのたまものである。(冗談)さて、一度避難小屋に降りて昼食を食べた後、若女平に向かって出発だ。O氏の勧めにより尾根ではなく、沢筋を降りたが、これが良かったのかすばらしい雪質でへたっぴテレマーカーのmt.raccoも快適に滑ることができた。降りるに従って徐々に角度がなくなり、若女平に到着である。このときはすでに陽も出ており、のんびり散歩気分で滑り降りた。...しかし、この先徐々に尾根がやせ初めて、やせ尾根を通過する箇所があった。さすがにスキーは外したが、さすがにピッケルもなく、スキーを肩に担いでここを通過するのは少し恐ろしいものだ。やせ尾根を通過すると次は急斜面のトラバース。本当のルートは遙か下の沢の中を通っているようなので、ルートを間違えたらしい。しかも、ここはアイスバーン状になっており、滑り始めたらまず沢の中まで止まらないだろう。スキーを脱いでそれをストック代わりにして慎重に1歩1歩降りた。ここ数年で一番肝を冷やした。ここを降りたらほどなくて車道に飛び出した。あとは白布温泉の駐車場までぶらぶら歩くだけだ。 |