2002.2.9〜10 根子岳、飯縄山

2月の3連休は信州方面の方が天候が良さそうとの予報があり、信州方面とした。メンバーはmt.racco夫婦と去年蔵王(刈田岳)でご一緒したO氏。まず、初日は根子岳へ。菅平スキー場のリフトを2本乗り継いでスキー場最上部へ。昨夜からの風もやんで少し暑いような気もした。少し前には60リッターザックを満載にしたパーティーが歩いていたが、どこに行くのだろうか。そんなことを考えつつ、まずは避難小屋へ。途中、初めてのシール登高でうまく長さが合っていないのか、何回もシールがはがれたり、ステップに比べて重い足の運びに疲れたりした。避難小屋の前には数名のスキーヤーがいた。扉が凍り付いて開かないようだ。しょうがなく、我々もその場で立ち休みをした。再び歩き出したが、今度は徐々に天気が悪くなってきた。ヘリポートの手前では吹雪状になり、顔を上げて歩くのもままならない。ようやく到着した頂上は完全なガスの中で、昼食も早々に滑り出すことにした。当初の計画では一度北側の斜面を下って、ゴルフ場の上部から再び菅平スキー場に戻る予定だったが、視界が悪いことから往路を戻った。途中、新雪が深い楽しいところもありあっという間にスキー場の上部に戻ってしまった。

翌日は飯縄山に出かけた。戸隠スキー場のリフトを3本乗り継いでスキー場の最上部へ。そこから一度飯縄山とのコルに下って、登り返しである。しかし、コルに下るまでが大変。なにせ、ガンガン降る雪に急な新雪の斜面。結局、一度もろくなターンができぬまま斜滑降でコルまで行き、ここでシールを付けて300mの登り返し。途中、O氏の提案で岩稜を巻くところで深雪にはまって時間と体力をロス。さらに雪の降りが激しくなり、山頂に着いたときはまたまたガスの中。それでも、飯縄神社を経て、西登山同方面にあたりを付けて、滑り始めた。途中、山スキーコース集で「この尾根に降りてはいけない」と注意されていたミニピークでみごとにその尾根を降りてしまい、快適な尾根の滑りがいつの間にか樹林帯の斜滑降に。沢筋を避けながら尾根に沿って斜滑降を続けること1時間でやっと本来のコースに合流することができた。しかし、そのときはすでに林道が間近に迫った場所ですぐに林道に飛び出した。幸い、林道には雪があり、スケーティングで戸隠中社のすぐそばまで降りることができた。林道に雪がなかったと思うと、ぞっとする。夕暮れの中社のリフトを乗り継いで再び戸隠スキー場に戻ったときには、陽が沈みかけていた。